心の中で握手を 君に


先日、映画「ゴッホ 最後の手紙」を観ました。



全編が、125名の画家たちの筆でゴッホのタッチを再現しながら
描かれた”動く油絵”で構築されています。



また、映画はまず、俳優たちが役を演じる実写映画として
撮影され、その映像を画家たちの筆で油絵にしているので、
絵の中の表情にも声にもリアルさが感じられました。












画家一人の人生の中でも紆余曲折があります。


ゴッホで言えば、弟テオの献身的な援助に依存していたこと、
ゴーギャンとの共同生活が破綻したことで精神を病み
自分の耳を切り落としたこと、
生前はたった1枚の絵しか売れなかったことなど、
様々な背景がありました。









そのような背景を知った上で、
その絵を見るから味わえるものがあること。
また、当時の時代背景を学ぶことで、
味わえるものもあるのだと思いました。













クイーンの映画でも、
偏にクイーンの曲が素晴らしく良いと
いうこともありますが、
最後のライブシーンにあんなに感動するのは、
それまでにクイーンというバンドの人生を
映画を通してみたからではないかと思います。






バンドの結成から成功、挫折、
フレディの人生を知ること、

曲ができた背景、曲に込められたアーティストの思いを知るからこそ、
その音楽を深いところまで楽しめるのではないかと思います。









私たちは音楽に感動することともう一つに、
そのアーティスト自身に感動することも
あるのだと思います。









彼らが幸せか不幸せだったか私たちには
分かりませんが、その生き様は、
どこかの誰かに希望として伝わっていくような
何か大いなる意味になるのではないでしょうか。







皆さまにもご自分のなかに
そんな存在がいらっしゃいますでしょうか。














「クイーンを知らない世代の若い人たちが
なぜ今映画「ボヘミアン・ラプソディ」に熱中するのか」
という問いを先日お客様とメーカーの方に聞かれたので、
私なりに感じたことを書いてみました。





映画を観た後に、書店の音楽雑誌でクイーンの特集や、
本作の音楽プロデューサーも務めたブライアン・メイの
インタビューを読みましたが、それもまた面白かったです。




























今、若い人の中には、
自分がどんな音楽を好きかわからない。
何を聴けばいいのかわからない。
という方もいると聞きました。














自分を感動させてくれる音楽と出会うこと

曲の中に込められた音楽家たちの
人生や思いを感じとること

そういうことが私には大切なもので
あるように感じます。















(余談ですが、クイーンの映画で主演を務めたラミ・マレックの演技が、
 特に彼の静かな表情や佇まいが素晴らしかったです。)



by maxfukuoka | 2019-01-06 16:08